時速30kmで走り回る

自然豊かな熊本県の菊池市にある山の中。広さ約9000坪の栗・梅・ドングリ林を時速30kmで走り回るのは100頭ほど豚たち。
ここが全国でも珍しい豚の放牧飼育を行っている「やまあい村」です。養豚でイメージされる「狭い豚舎」からは想像できない、のびのびとした飼育環境に驚きます。

一般的な養豚は、飼育効率のために、掃除しやすいコンクリートの床で過密飼育をしています。運動をしないので早く大きくなり、その分エサも少なくてすみます。
自由闊達に走り回り、土の上で寝転び、木陰で休む。そうして走り回って育った豚の肉は余計な脂肪分がなく甘みがあり、また特有の臭みが少ない、自然の中で暮らした、豚肉本来の味がします。

やまあい村の立ち上げ

元気に豚が走り回るこの場所は、約20年前、民間企業による産廃処理施設の建設計画が持ち上がりました。武藤計臣(けいしん)さんが、仲間と共に反対運動を起こし、その後この土地を購入し、地域の自然を守り「やまあい村」を立ち上げました。

大量生産はできません

現在は武藤勝典さんと博典さん兄弟が放牧飼育を引き継いでいらっしゃいます。
しっかり運動をしているので、体が大きくなるのに日数がかかり、その分与えるエサの量も多くなります。
武藤さんからのメッセージです。「やまあい村の豚は大量生産はできません。だからこそ菊地の大自然の中で暮らした豚を、育った環境を評価いただいて、大事に大事に食べてください」

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「走る豚」は株式会社ドリームグループの登録商標です。(登録番号:第4885312号)